ミャンマー語で相手のことを呼ぶときは?人称代名詞と相手の呼び方を覚えよう!-第8回初級ミャンマー語
ミンガラーバー(こんにちは),テイリ!
ミンガラーバー、ノリ。少しずつミャンマー語分かるようになってきた?
まだ簡単な挨拶しかできない…。まだ、英語で言う「I,you,he,she」とかの人称代名詞や、相手を呼ぶときにどうやって言えばいいのかよく分からないから全然だよ…!
まだミャンマー語勉強始めたばかりなんだからしょうがないよ!そうしたら今日はミャンマー語の人称代名詞と、相手に声をかけるときの表現について学んでいこう!
- ミャンマー語は話者の性別によって「私」や「あなた」の表現が違う!?
- 「あなた」を意味する「カミャ」「シン」はどういった場面で使われるの?
- どうやって「あなた」を表現する?
- 「あなた」を表す他の言い方は?
- 最後に
ミャンマー語は話者の性別によって「私」や「あなた」の表現が違う!?
ミャンマー語は、話し手が男性か女性かによって、「私」や「あなた」などで使われる表現が違います。日本語でも「僕」とか「私」、「うち」とか男女で結構使い分けてますよね?もちろん日本語では男性が「私」を使ったりしますが、イメージとしては日本語の「僕・私」みたいな感じです。
またさらに、話し手の性別によって「あなた」の表現も変わってきます。間違えやすいのは、話している対象(聞き手)の性別ではなくて、話し手の性別で変化することです!僕も最初はよく混乱していました…。
下記の表を見てみてください。以下がミャンマー語での「人称代名詞」の表現になります。
上記のように、話し手が男性であれば、「私」の場合は「チャノ」、「私たち」の場合は「チャノード」、女性の場合は「私」は「チャマ」、「私たち」なら「チャマード」のようになります。
二人称の「あなた」は話し手が男性であれば「カミャ」、女性であれば「シン」ですが、ミャンマー語では、相手に対して直接的に「カミャ」、「シン」はあまり使いません。なんでなんだと思うかもしれませんが、考えてみれば日本語も「あなた」は使わないで「○○さん」とか「○○先生」など使いますよね?使わないわけではないですが、直接的に言うのが失礼に値するという感覚をミャンマーも日本と同じように持っているのかもしれません。
では、「『あなた』と言いたいときはなんて言うの?」と思うと思いますが、これは後の段落で話していこうと思います!
「彼/彼女」は話し手の性別がどちらであろうとも、表現は同じです。また、基本的に「彼」も「彼女」も「トゥー」、「彼ら」、「彼女ら」は「トゥドゥ」です。
「あなた」を意味する「カミャ」「シン」はどういった場面で使われるの?
先ほど、「あなた」という表現の「カミャ」「シン」は、日本語の「あなた」と同様にあまり使われないという話をしました。じゃあ覚える必要はないの?と思うかもしれませんが、意外にもミャンマー人の会話の中で結構出てきます。
ただ、「あなたは○○ですか?」みたいな文脈で使われるわけではありません。では、どのように使われるかというと、(「ホウッテー、シン」=はい、そうです)のように文末の後ろに置くことで丁寧さを表すために使われます。「ホウッテー」は一例なので、子の部分に文章が来ても構いません。「シン」や「カミャ」自体には意味はなく、丁寧さを表すためだけに使います。これも話者が男性であれば「カミャ」を用い(ホウッテー、カミャのように)、女性であれば「シン」を用います。
どうやって「あなた」を表現する?
ミャンマー語では、「あなた」に相当する「カミャ」「シン」の代わりに例えば以下のような表現を使ったりします!
また、二人称のみならず、汎用性が高いものとして以下のような表現があります。「あなた」としてや、会話の中で第三者のことを「○○さんは~」みたいに言いたいときには、以下の表現が使えます。
特にこの表現は、相手をリスペクトする表現でもあるので、ミャンマー人を呼んだりするときに、例えばアウントゥンさん(30歳くらいの男性とする)という男性であれば、「コ・アウントゥン」といえば、日本語で言う「アウントゥンさん」となり、ミャンマー人との距離感もぐっと縮まると思います!
「あなた」を表す他の言い方は?
僕はどちらかというと、上記の「ニレイ」や「アコ」などをよく使いますが、他にも親族表現を使って「あなた」を表したりします。
上記に親族名称の一部を挙げておきました。一応親族名称ではあるので、ミャンマー語に慣れないうちは、親族を表す表現としてだけ使うようにして、ミャンマー語に慣れてきたら、「あなた」と呼ぶ時に使うのがいいと思います。まだ慣れないうちに使うと、ミャンマー人も逆に混乱すると思うので!(日本語でも、日本語がまだ上手くない外国人がいきなり「お母さん」とか言ってきたら、本当のお母さんの話がしたいのかな?と思いますよね。それと同じです!)
最後に
いかがでしたでしょうか?今回出てきた表現を全て覚えるのは難しいかもしれませんが、それぞれの性別で使うものだけまずは覚えていくことにするなど、覚える表現を減らすことはできます。大変だとは思いますが、少しずつ頑張って行きましょう!!