ここまでできればミャンマー文字はマスター?末子音を覚えよう!-第4回初級ミャンマー語
以前、当サイトでミャンマー文字とは?ミャンマー語の字母(子音)と介子音を覚えよう!-第2回初級ミャンマー語と、ミャンマー語には母音が7種類ある?ミャンマー語の母音を覚えよう!-第3回初級ミャンマー語について紹介しました。
今までは、英語の「a,i,u,e,o」に相当する母音と、「k,s,t,n」などに相当する子音(字母)と末子音(子音にくっついて音を表す音、例えばpyのyなど)について紹介しました。母音と子音を組み合わせつつ、3つの声調を表すミャンマー文字を組み合わせることによって基本的な文字を作ることができました(例えば、低平調kaの音kを表すと、低平調のaを表すを組み合わせたとなる)。
「子音+母音」という形は理解できたと思うので、今回はさらに踏み込んで、子音で終わる形(末子音)について紹介していきたいと思います!
末子音nで終わる形を覚えよう!
日本語にも「ん」がありますが、ミャンマー文字で「ん」に相当する[n]の音を付け加える際には、字母(子音となる文字)の周りの文字を変化させることによって表すことができます。というのも先ほど、ミャンマー文字は子音(字母)と母音を組み合わせて文字を作るとこれまで話しましたが、[n]だけだと母音が[n]の後ろに母音がつかないので、下記のような音節の表し方になってきます。
原則は上記の通りになります。但し、例外もあって字母の(wの音)がanを表すつづりと組み合わされると、wanではなく、wunと読まれるので注意が必要です!
始めのうちはたくさんあって混乱すると思いますが、僕も覚えるの大変でした…。覚える際に、自分なりに法則がないか見つけながら能動的に覚えると身につきます。例えば、高平調には〇が二つ右側についているので、〇が二つ出てきたら高平調で読めばいいんだというのを結びつけたり、下降調の文字の右下には〇が一つついているので、この部分についていれば下降調だという認識を持ったりという具合にです。
末子音ʔで終わる形を覚えよう!
末子音ʔとは、日本語でいう小さい「つ」の音に相当する促音節を表します。促音節は基本的に下降調(高いところから急激に下降するような音)なので、3つの声調はありません。そのため、以下の表を覚えれば大丈夫です。
ここでも、例外があります。字母の(wの音)の音がaʔを表す綴りと組み合わされると、waʔではなく、wuʔとなります。
特殊な文字を覚えよう!
最後に、ミャンマー語には特定の単語にだけ用いられる文字があるので、それらを覚えましょう。ただ、はじめから全て覚えるというよりは、これらの文字を用いた単語が出てきたらその都度覚えるという方法でいいと思います!
最後に
いかがでしたでしょうか。これからミャンマー文字を深く勉強していくと重ね文字などさらに特殊な形などは出てきます。ただ、ひとまずここまでやればミャンマー文字の基本はマスターしたといっても過言ではないと思います!