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ミャンマー語には母音が7種類ある?ミャンマー語の母音を覚えよう!-第3回初級ミャンマー語

この記事を見てくださっているということは、ミャンマー語の勉強をはじめたばかりの方が多いと思います。僕もミャンマー語を勉強しはじめた時は、英語などと異なりアルファベットを使わないので意味不明でした。

 

特にミャンマー文字は意味が分からないと思います…(笑)。そこで今回は、ミャンマー文字を作るために重要な要素の一つとなる母音についてみていきたいと思います!

 

ミャンマー語の子音(字母)と末子音については以下のページを参照してください!

myanjapan.hateblo.jp

ミャンマー語には母音が7つある!?

母音とは日本語でいう「アイウエオ」のことで5種類のみです。一方で、ミャンマー語には7種類の母音があります。「えっ?日本語は5つだけなのに、ミャンマー語は違うの?」と思った方もいるかもしれません。

 

実はミャンマー語も母音の発音的には「アイウエオ」なのですが、日本語の「エ」と「オ」に近い発音がそれぞれ2種類ずつあるので、計7種類ということになっており、[a][i] [u] [e] [ɛ] [ɔ] [o]です。以下で、それぞれの特徴を見ていきましょう。

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ミャンマー語母音の特徴

  [ɛ]と[o]は日本語の「エ」と「オ」の音と同じです!日本語で「エ」と「オ」を言ってみてください!「エ」の発音を日本語でするとき、どちらかと言うと口を広く開けていると思いますが、「オ」の時は口を小さく開けて発音していると思います。

 

同じ母音でもさらに声調によって3種類に分かれる!?

母音は7種類だけですが、やっかいなのがミャンマー語には3種類の声調があり、それらを母音となるミャンマー文字に組み合わせて文字を作り上げるため、実質的には7種類の母音と3種類の声調を掛けた21パターンを覚える必要があります。ただ、実際には以下の表を見るとわかるように、21パターン以上あるので、覚えるのも大変です…汗。

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声調と母音の対応表

表の-の部分に子音がつくことによって文字として機能します。実はこれ以外にも子音を補助する記号があるので、単純に字母表(子音)と母音を組み合わせるだけではないのでなかなか覚えるのが大変ですが、今回は基本となる母音だけについてみていきます。

 

7種類(行)の母音にも3種類(列)の声調によるパターンがあります。

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ミャンマー語の3つの声調

この声調が厄介で、日本語の「あめ(雨、飴)」のように、同じ言葉で声調が異なる単語がたくさんあります。例えば、「学校」はミャンマー語で「チャウン」ですが、高平調になります。他方、「猫」もミャンマー語で「チャウン」で、これは低平調になります。僕も発音おかしいと言われることがあるので、中々難しいです(泣)。
 

 

字母(子音)によっては母音で使う文字が変わってくる!?

次に、子音(表の-の部分につく文字)によって、使う文字が違ってくるパターン[a] [u] [ɔ]があるので、使い方の違いだけ覚えてしまいましょう。

① 母音[a]と[ɔ]は、通常[a]には上段のを使い、[ɔ]にはを使いますが字母につくとき、[a]には下段がつき、[ɔ]にはがつきます。

②母音[u]は、通常は上段のを使いますが、字母に介子音符号( )が結合する場合には、下段を使います。 

※この他にも例外などはありますが、始めから例外も全て覚えようとしても意味が分からなくなるので、基本部分だけ載せています。

 

 

最後に

僕もはじめは参考書を読んだときに、ミャンマー文字の作り方について様々なルールを見て何が原則で何が例外かよく分からなくて混乱しました。

 

ミャンマー文字ミャンマー語を勉強しはじめた方にとってとても難しいと思いますが基本部分から一つひとつ理解していきましょう!

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