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ミャンマーの人は月の模様をどう表現するの?日本との意外な共通点も!?

こんにちは!ミャンマー料理の辛さと土ぼこりで喉をやられた管理人です。ミャンマー料理美味しいんですけど、自分には少し辛すぎますね…(笑)。あと油っぽ過ぎて食欲がわかない…(笑)。

 

さて、本題ですが皆さんは、子どもの頃、月の模様についてどのように教わりましたか?日本人の多くは、餅をつくウサギの模様と教えてもらったんではないかと思います。ただ、異なる民族や文化によっては、違った見方があり、様々なウェブサイトで各国の月の模様の見方が紹介されていると思います。

 

でも、ミャンマー人にとって月はどう見えるのかは聞いたことはないと思います。そこで今回は少しニッチな部分ですが、最近僕が読んでいるミャンマーの民話(民間説話)の中で、ミャンマー人の月の模様の見え方に関する興味深い記述があったので、紹介できればと思います!

 

 

ミャンマーでは月の模様はどのように教わるの?

僕が今回見た説話は『THE OLD MAN IN THE MOON』という説話です。日本語にすると、『月のおじいさん』みたいな感じですかね。以下説話の内容です。

『ある村におじいさんとウサギが住んでいました。しかしおじいさんには友人がおらず、農作業の際も一人で大変で、ある時手伝ってくれるおばあさんがいてくれればと願いました。

 

それを見た月の女神が気の毒に思い、おばあさんの姿になって月の出ていない日中の時間帯は毎日農作業を手伝ってあげるようになり、夜は月に戻るという生活をするようになりました。

 

はじめはおじいさんも聞きませんでしたが、ある時おばあさんに『どうして夜になると帰ってしまうの?』と聞くと、おばあさんは月の女神であることを告げました。

 

それに対しておじいさんはおばあさんがいないと淋しいという理由で、「私とウサギを月に一緒に連れて行って」と言い、連れて行ったから今でも、月にはお米をついているおじいさんとウサギが見えるのです、おしまいおしまい』

説話をググっと短く翻訳すると上記のような内容になっています。そのため、ミャンマー人の多くは小さい頃から月には、Learning to Pound Rice in the Philippines』内にある写真のような感じで、お米をついているおじいさんと、落ちたもみ殻を食べているウサギがいると教えられているそうです。

 

 

日本でもウサギと臼が出てくる

日本の場合、ご存知の通りおじいさんは出てきませんが、ウサギや臼をついているというのは同じだと思います。僕も最初、民話を読んだときは、ミャンマーと日本が意外なところで同じような価値観を共有しているんだと感動しました!

 

 

なぜミャンマー、日本ともに月にウサギ?

僕も民間伝承の専門家ではないのと、歴史的な部分に関しては確定的なことは言えないので、なぜを突き詰めるのは難しいですが、そもそもウサギが月にいるという伝承は古来インドから伝わったとされています。インドの仏教説話でウサギがなぜ月にいるかという理由が見られるように、中国や韓国などの仏教が歴史的に繁栄した国でウサギ説が多いです。

 

そして、ミャンマーが日本と同様に仏教徒が多数を占めるのと、ミャンマーはインドの隣国でもあるため、仏教によって日本と同様にインドから伝わったのではと思います。

 

 

最後に

いかがでしたしょうか。ミャンマー人も小さい頃に両親などから月には米をつくおじいさんとウサギがいると教わっているようです。また、小学校低学年のミャンマー語の授業で教わるなど、多くのミャンマー人が知っているとのことでした。

 

日本とミャンマー、距離的には遠い国ではありますが、意外な部分で共通していましたね。今後より発展していく国でもあり、ミャンマー人と話す機会も多くなると思うので、ぜひ話のネタにしてみて下さい!

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