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ミャンマーの交通マナーは?ミャンマー人は事故が起こしたらどう対応している?

こんにちは、ミャンマーに限らず海外で生活すると大変なことが多くあると思います。ミャンマーはとても良い国だと思いますが、僕がストレスに感じることの一つとして、日本人から見ると交通マナーがなっていなかったり、危険が多いというという点です。今回は交通事故や交通マナーについて紹介していきたいと思います!

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ヤンゴンの十字路

ミャンマーの交通マナーは?

ミャンマーでは、日本人視点から見ると、交通マナーがかなり酷いと感じることがあります。例えば、道路ではセンターラインを越えて追い抜かしがよくあり、反対側の車やバイクにぶつかりそうなことがよくあります。さらに、信号のない十字路やT字路では、クラクションを鳴らして自分が通ることをアピールして一時停止せずに通過することが一般的です。日本的なマナーで言えば事故を起こさないよう自身が一時停止など他者に配慮しながら運転するのが当たり前だと思いますが、ミャンマーでは「私が通るから配慮してください」という考え方が無意識に浸透してしまっています。

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市場の人混みの中を通るトラック

さらに、車線はあったりするのですが、あってもないようなものでみんな間をぬって走行するため自動車やバイク同士の接触事故や、バイトの場合スリップしたり、自転車や歩行者を轢いてしまう事故が多くあります。

 

また、ミャンマーでは交通弱者に対して配慮する意識が希薄です。個人的な感覚ですが、ミャンマー人の考え方として、「自動車〉バイク〉自転車〉歩行者」という順番で優先されているような気がします。特に長距離バスは日本の純粋な高速道路と異なり一般道と分離されていないため、地元住民のバイクや自転車、歩行者などもいる道路を通ります。しかし、バンバン飛ばすため道沿いのお店などからバイクなどが飛び出してきてしまった場合、事故が起きるのではといつも心配です(実際、そういった事故も起きてしまっていますが)。

 

 

ミャンマーでの事故件数は?

ここまで、ミャンマーの交通マナーについて紹介していきましたが、ミャンマーでは交通事故の割合は人口数の倍以上異なる日本と比べてもとても多くなっています。在ミャンマー日本大使館から出ている「安全の手引き」によると、「ミャンマー鉄道運輸省の統計によれば,2015年のミャンマー全国の交通事故件数は15,676件,死亡者数は4,420人,負傷者数は25,964人となっています。なお,2015年の日本全国の死亡者数が4,117人,負傷者数が665,126人」となっているようです。ミャンマーの人口は5,000万人ほどで日本の2分の1以下のため、相当多いことが分かると思います。

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バス事故現場-このような事故もよくあります

[引用]MYANMER TIMES「Bus crash on deathly highway kills five, injures fifteen

 

 

事故が起きても警察を呼ばないことが多い

人口に対する事故件数は日本に比べると相当多いことは分かったと思いますが、実際には事故を起こしても警察に伝えず当事者間で解決を図ることも多いため、実際の事故発生件数はさらに多くなると考えられています。

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バイク事故現場-警察を呼ばず当事者間で済ましてしまうことも

[引用]MYANMER TIMES「Traffic officials seek to battle alarming rise in road deaths

その理由としては、ミャンマー人に話を聞いたところ、「警察が介入すると時間がかかるし、警察の名簿などにも記載されてしまうから、当事者間で済ました方が効率的だから」ということでした。また、目撃者からの通報などで警察が来てしまった場合にも、警察官に賄賂を支払ってなかったことにしてもらうこともあるようです。その際、10,000~20,000チャット(=700~1,400円ほど)ほどを警察官に渡したりしているそうです。さすがに、死亡事故の場合には逮捕されるので、重大な事故であれば警察を呼ばない場合問題となるため、当事者間で終わることはないですが。

 

 

保険に加入していないため、十分な補償がなされないことも

事故が起きてしまった場合、日本であれば補償金を支払ったりしますが、ミャンマーでも同様に過失のある側が修理代や怪我の病院代を支払うことが一般的なようです。しかし、賠償金の制度や保険制度が発達していないミャンマーでは、過失側の気持ち次第で金額が大きく変わってきてしまうことがあるようです。例えば、死亡事故の場合、過失側がお金を持っている人の場合500万チャット(=35万円)ほど支払うケースもあるようですが(これでも日本に比べたら少ないですが)、10万チャット(=7,000円)で済ましてしまうこともあるようです。もっとひどいのは、法的拘束力はないため一銭も支払わない人もそれなりにいるようです。

 

ちなみに、ミャンマー人の月給が1か月10~20万チャットくらいなので(*レストランや日雇い労働者の日給は6,000~8,000チャットくらい)、一ヶ月の給料で相手の死を償えたと思えてしまっているのが、命が少し軽く扱われているなと思ってしまいます。

 

 

なぜミャンマーでは交通マナーが劣悪なのか?

個人的な見解ですが、前述のように事故を起こしたとしてもリスクが小さいことが大きな原因なのではと思います。死亡事故ですらも10万チャットという一か月の給料で賄える範囲で手打ちになってしまったり、軽微な事故であれば警察に報告しないなどリスクが小さいことがあると思います。これらはミャンマーで作り上げられてきた習慣のため、外国人がどうこう言える問題ではないですが、警察官への賄賂の根絶や、保険制度の発達、賠償金制度の一般化などが必要になってくると思います。

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