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ミャンマーのタクシー事情―Grabはどこで使える?注意点は?

こんにちは、ミャンマー在住のノリです。先日ヤンゴンでタクシーに乗っていると、運転手がラジオで音楽を流しており、「何か聞き覚えのある曲調だなー」と思っていたら、中山美穂さんとWANDSの「世界中の誰よりきっと」のミャンマー語バージョンでした!ミャンマーでは台湾の歌手の曲などもよくカバーされているのを聞きますが、ミャンマーで日本の知っている曲が聞けると嬉しくなります!

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ヤンゴンでは自動車の多くがタクシーです

交通機関が発達していないため、タクシーを使わざるを得ないことが多くあります。ミャンマー人は親切で良い人が多いですが、タクシードライバーには注意が必要になります。そこで今回は、ミャンマーのタクシーについて少し紹介していきたいと思います!

ミャンマーでのタクシーの相場は?

ミャンマーでは今のところメーター制ではなく、事前に目的地を伝えて運転手がいくらというシステムになっていますが、日本と比べるとそこまで高くありません。例えば、ヤンゴン空港からヤンゴンダウンタウン(例えばダウンタウンのランドマークであるスーレー・パゴダ)まで17kmほどの距離ですが、Grabを使うと10,000チャット(=700円ほど)行かない値段で行けます。ただ、空港から10kmほどの場所にある高速バス乗り場(ダウンタウンと反対側)へ行くにも10,000チャット近くを請求されることもあります。僕はいつもどういう計算なのかよく分からないですが、ひとまず相場があるようです。

 

また、市内の短い距離であればタクシーの場合2,000~5,000チャットで行けてしまうことがほとんどです。ヤンゴン以外の地方に行くと、バイクタクシーを使うことになるのですが、バイクタクシーはもっと安く1,000チャットから2,000チャットになります。いずれにしても、市内の移動などで20,000チャットなど請求されたら明らかにぼったくりなので断った方がいいです(流しのタクシードライバーの場合、相手の足元を見てぼったくってくることが多いため、注意が必要です)。

 

 

タクシー配車アプリ「Grab」はミャンマーのどこで使える?

ミャンマーは都市部以外まだまだ交通事情がよくなく、Grabの対応している地域は大都市に限られてしまいます。しかも僕が記事を書いている2019年11月現在、Grabで主要都市を調べてみましたが、ヤンゴンと第二の都市マンダレーのみで配車可能でした。なので、第三の都市と言われるモーラミャインや、首都のネピドー、世界遺産のあるバガンやピーにはGrabは進出しておらず、現地で流しのタクシーを使うしかない状況です。

www.grab.com

マンダレーの場合もつい最近になってようやく始めたようで、マンダレーの場合はタクシーだけでなく、トゥクトゥクやバイクを呼ぶこともできます。トゥクトゥクやバイクはタクシーに比べて安いので、荷物が多くなければバイクなどを呼ぶのをオススメします!

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ヤンゴンのタクシー

ヤンゴンは市内がバイク禁止になってしまっているため、タクシーのみ利用可能になっています。しかし、Grabには乗合サービスもあるようで、乗合タクシーを使えば値段も安くなるのではと思います。

 

 

ミャンマーでタクシーを使う際の注意事項

基本的にGrabを使えば変なことをされたり相場以上の値段を要求してくるということはありません。しかし、Grabの使えない地域など流しのタクシーを使わざるを得ないときには注意が必要になります。

 

相場以上の値段を要求してくることがある!

一点目は、流しのタクシーだと相場以上の値段を要求してくる可能性があるという点です。特にマンダレーの流しのタクシーは酷いとミャンマー人でも専らの噂のようで、僕も一度やられました。ドライバーに25と言われたため、てっきり2,500チャット(=180円)だと思いホテルについて10,000チャット札(=700円)を渡してお釣りを待っていると、25,000チャットだと言われ、絶対に払いたくなかったので、口論になりました。話が平行線になってしまったので、ホテルの人を呼んでくると言って呼びに言っている間に、タクシードライバーは先に渡した10,000チャットを持って「これでいいよ」と言ってそそくさと消えてしまいました。また、空港だとドルで言ってくるドライバーもいます。ドルで言われた場合は相場より高く請求してくること間違いなし(相場だと3ドルほどの距離を20,30ドルで言われる)なので、気をつけましょう!

 

特に個人的に信用できないのが、英語を話せる流しのタクシードライバーです。あの人たちはフレンドーに話しかけつつ、自分のLINEの履歴などを見せて日本人の顧客がいることをアピールして、いかに自分が安心できるドライバーかを示してきます。でもそういうドライバーに限って相場より高く請求してくるので、断りましょう!

 

運転手がお釣り用の細かいお金を持っていないことが多々ある!

Grabでカード決済の場合には問題ないですが、現金支払いの場合にタクシー運転手の方が細かいお金を持っておらず、結局余分に支払うことになるということが多々あります。特にGrabの場合、細かい金額を支払うことがあり、例えば3,800チャットの支払いで4,000チャットを支払うと、ドライバーから「200チャットもってない」といわれて、そのまま4,000チャット支払うことがあったりします。100チャットは7円ほどなので大した金額ではないといえばそれでおしまいですが、ミャンマー人の知り合い曰く、「お釣りもってるけど多くもらいたいだけだよ」と言っていたので、タクシーに乗る前には、できる限り細かいお金を持っておくといいです。

 

後出しで値段を高くしてくることがある!

ミャンマーのタクシーは基本的に最初に交渉した金額で噓をつくということはないです。しかし、タクシーに乗っている最中に「○○も連れていってあげるよ!」と言って親切に連れていくふりをして、最後の精算の際に+αの金額を請求してくることはよくあります。今まで僕や知り合いも何度もこういうタクシードライバーに運悪く当たってしまったことがありますが、全員とも「○○も連れていってあげるよ!」と言っている最中には、プラスいくらかかるとは言ってきませんでした。しかも道の途中少し立ち寄っただけなのに、当初の倍の値段を言ってくることがあります。

 

もし運転手の言葉に乗せられて途中立ち寄ってしまった場合には、ホテルなど英語の話せる第三者のいる目的地などに到着してから話し合いをしましょう。ホテルのスタッフなど第三者に仲介してもらい、ドライバーがしっかりと値段が高くなることを事前に言わなかったことをスタッフに伝えれば運転手側も折れることが結構あります。また、ホテルの人を呼ばなくても運転手に「ホテルの人に入ってもらって話しあいましょう」といえば、運転手側が折れることはよくあります。

 

1人の額なのか合計額なのかしっかりと確認する!

ミャンマーは通常1台いくらという計算なので、乗車数が2人、3人になっても変わらないですが、外国人を狙って1人それぞれいくらと言われるケースがあります。僕が経験したケースだと友人と二人でバガンに旅行に来た際、高速バス停留所からホテルまで初め15,000チャット(=1,050円)と言われ、高いなと思いつつ、「2人だったら1人7,500チャット」だしいいかと思って乗ろうとするとき、念のため確認したら「1人15,000チャット」と言ってきました。バガンはGrabもないのと、観光地なので少しタクシーは高くなってしまうことはあるとは思います。バガンにはトゥクトゥクもあるので、少しでも安くしたい場合にはトゥクトゥクや馬車の方がいいのかなと思います。

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バガンでは馬車などをチャーターできます

 

 

最後に

ミャンマーでは、電車やバス等公共機関が外国人には使いづらいため、タクシーをよく使うことになると思います。ミャンマー人は親切な人が多いですが、タクシードライバーに外国人はカモにされやすいので、注意しながら乗ってもらうと楽しいミャンマー旅行が遅れると思います!

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